時は2009年8月に遡ります。
アニメ『ひぐらしのなく頃に』にどハマりしていた私は、友人M大佐とY紳士に告げました。
ひぐらしの聖地、白川郷に行きたい。
この旅の後から現在の2018年まで、私たちは毎年のように白川郷に遊びに行くようになります。
その、白川郷と共に私たちの歴史を振り返りたく、HDDに眠っていた古い画像をひっぱり出してきて記事を書きました。
完全に自己満記事ですが、少しでも皆さんに白川郷の、そしてひぐらしの聖地の気分を味わっていただけたら幸いです。
それでは、白川郷を目指して出発しましょう!
白川郷を目指し深夜、愛知を発つ
今回の旅は、夜のうちに高速を走り、車中泊をし、次の日の早朝に白川郷に攻め込むという計画です。
まさに若い時だから出来た弾丸ツアー。
深夜、愛知を発ちます。
コンビニで物資を調達。
写真に写ってるシルバーのフィールダーは、Y紳士の初代愛機『ふとましい号』です。
随分色んな所に連れて行ってくれた、頼れる相棒。
夜のドライブってワクワクしますね。
昔、夏休みに親戚のおじさんに連れられて愛知から九州まで車で行ったのを思い出します。
その時の名残りなのか、今でも夜の高速道路のSAの雰囲気が大好きです。
スポットライトのようにアスファルトを照らす橙色のナトリウムランプ、いつもより少し寂しそうに見える自販機の明かり。
離れた場所から聞こえる、トラックのアイドリング音。
肌寒い夜の空気を感じながら飲む自販機のホット缶コーヒー。
あぁ、たまらない☺️☕️🚙
おっと、話が脱線しました。
本題に戻りましょう。
肌寒い夜の空気、ホット缶コーヒーなどと書きましたが舞台は8月、真夏です。紛らわしくしてすみません。
アニソンや電波ソングをBGMに夜の高速を走ります。
助手席に座るM大佐は、ステアリングを握るY紳士が眠たくならないように巧みな話術で車内を盛り上げます。
みんなが頑張ってるんだから私も寝るわけには……
あれ、なんだか眠くなってきたぞ……
……😊💤
😪💤
寝ました😇
気がつくと、ひるがの高原SAに到着。
この日はここで車中泊です。
おやすみなさい。
〜翌日🐔〜
ひるがのSAで車中泊
時刻は5:42。
朝の空気が清々しい。
身支度をし、SAにあるコンビニで軽く朝食を済ませ、早々に出発します。
幻想的な景色です。
山に雲がかかる様子は、もののけ姫のオープニングのシーンを連想させます。
荘川ICで高速を降り、下道の国道156号線を行きます。
庄川に沿って走っていると現れるのが……
御母衣ダムです。
ひぐらしの劇中では、ダム建設を巡って惨劇が起こります。
嫌な事件だったね(富竹)
この御母衣ダムの建設には実際に反対運動が起こっており、史実と織り交ぜてあるところもひぐらしの面白さのひとつです。
史実でも、このダムの建設によって、かつて存在した合掌造りの集落が湖底に沈む事になりました。
その為、1200人もの方々が故郷を失う事になりました。そして、歴史的価値のある合掌造りの集落も湖の底へ消えてしまいました。
人が、より便利で安全に生きて行く為にダムは必要です。しかし、沈んでしまった村や住民の方の事を考えると胸が締め付けられる思いがします。
この時、水没予定の村から移植された桜の木が、有名な荘川桜です。
今度は荘川桜をしっかりと見に行きたいな。
こんな真面目な事を書いてますが、実際ダムに降り立った時はかなりテンションMAXでひぐらしネタで騒いでたような気がしますσ(^_^;)
富竹フラッシュ📸!!!
そして、ダムを過ぎ、川沿いの道を走っていると、とうとうそれが姿を現しました。
ひぐらしの聖地、白川郷へ
合掌造り!!!
とうとうやってきましたねー。
ひぐらし抜きにしてもとても美しい景色ですね、感動です。
むむ、あれは梨花ちゃんハウスか?
いや、事前に調べた場所とか違うな。落ち着くのだ、私。
焦る気持ちを抑え、白川郷(ひぐらし聖地)探索の始まりです。
今では白川郷の世界遺産区域内は車両進入が制限されていますが、この頃はまだ自家用車で入っていけました。
今はメインとなっているせせらぎ公園駐車場以外にも、川沿いに大きな駐車場があって、そこに駐車した記憶があります。
古手神社
おぉ、古手神社!!!
古手神社とは、ひぐらしの劇中に登場する神社の事。この神社の本当の名称は白川八幡神社です。
劇中に登場する古手神社はこの白川八幡神社がモデルとして描かれています。
羽入ちゃんに弾かれないか恐る恐るお賽銭を入れお参りをします🙏(劇中では、悪者がお賽銭を入れようとして古手神社の守り神的な羽入ちゃんにお賽銭を弾かれてしまいます)
心地よい音をたてて、お賽銭は賽銭箱の中に入っていきました。
よかった、無事にお参り出来た。大好きな羽生ちゃんに嫌われたらリアルにヘコみます。
そして、絵馬が奉納場されている左手を見ると……
ひぐらしの痛絵馬ー!!!
ヤバい、ひぐらしい愛で溢れてる!
本当に沢山のひぐらし痛絵馬が奉納されていました。私は痛絵馬自体見るのは初めてだったので感動です。
ちなみに、2018年に参拝に来た時もひぐらしの痛絵馬は沢山奉納されていました。これだけ長く愛される作品って素晴らしいですね。
さてさて、白川八幡神社を出て村の中心部に向かいます。
近くで見ると茅葺屋根って迫力がありますね。
水も綺麗です。
用水路にはニジマスが泳いでいました🐟
沙都子の家
おぉっ、ここは沙都子と人間のクズ鉄平の家ですね。
その近くに……
梨花ちゃんハウス
あ、ありました!
これが梨花ちゃんハウスです!ひぐらしを観た事のある人なら分かるはず!
この梨花ちゃんハウスで詩音が、圭一が乗っている梯子を狂気めいた様子で揺らすシーンはトラウマです😭
この梨花ちゃんハウスから坂(ひぐらしファンの通称『嘘だ坂』)を上っていくと、展望台に行く事が出来ます。
その展望台からの眺めがあの有名な……
雛見沢の眺め
このアングルです!
やはり私の写真の技術が微妙なので伝わりにくいのですが、本当に美しい景色です。
劇中にもこの絵が出てくるのですが、ホントに同じで更に感動です。
来てよかった。
何故、白川郷でDAIGOさんのうぃっしゅポーズをしているのでしょうか、若い頃の私。
いきがっているのも若気の至りなので許してやりましょう。
写真を見てて気づいたんですが、展望台の景色も柵が出来たりと微妙に変わってるんですね。
展望台から別の道で下りて行くと、
入江診療所
変態医師の入江先生がいる入江診療所のモデルとなった建物がありました。ここは本当に診療所で、白川診療所です。
この建物は現在、解体されてしまいました。諸行無常。
さて、まだまだ探索は続きます。
めっちゃ揺れて怖い『であい橋』を渡ると、村営せせらぎ公園があります。
写真フォルダに入ってた謎の橋。
たぶん廃な感じが好きで撮ったと思うんですが、ここってドコだっけσ(^_^;)
お土産屋さんで飛騨牛まんを頂く(^人^)
休憩が済んだら、村営せせらぎ公園の隣にある『野外博物館合掌造り民家園』に入ってみましょう。
大人 ¥600
小人 ¥400
園崎家
確か、ここが魅音の家の庭のモデルとなった場所です。
魅音の家は敷地が広く、写真のような日本庭園もありましたね。
何故か合掌造りの中で碇司令のポーズをキメるY紳士。
こんな庭園がある家に住んでみたいものです。
観葉植物も満足に育てられない私がこんな広い庭園なんてちゃんちゃらおかしいですが😑
待ち合わせの水車小屋
あ、ここは魅音との待ち合わせ場所ですね。
綺麗なところですね。
合掌造り民家園はこの時以来入ってないので、また行ってみたいなぁ。
遊具?で無邪気に戯れるY紳士。
合掌造り民家園を出ると、またお土産屋さんで一休み。
どぶろくアイスです。
ほんろりお酒の香りがします。
最早歩いてるだけで癒される。
蓮の花です。
なんかもう、全てが美しいですね。
さて、白川郷から少し離れて道の駅白川郷に向かいます。
ここに来た理由は、道路を挟んだ反対側にある——
祭具殿
祭具殿のモデルとなった飯島八幡神社と、道の駅の裏側には——、
圭一の家
ひぐらしのなく頃にの主人公、ウッディこと前原圭一の家があります。
圭一の家もそのままですね。この実際の建物は下水処理施設のようです。
圭一たちの学校や沙都子橋も見たかったのですが、場所が離れている為に見つけられず。
今回の白川郷の旅はこれで終わりです。
これから地元愛知に帰り、ゆっくり休んで明日への英気を養う……かと思いきやその後カラオケに繰り出しました🎤(笑)
タフですね、若いですこの頃の私たち💪(^ω^💪)
竜宮世奈のひとこと
白川郷、本当に素晴らしいところでした。
この当時、私はバンド活動を盛んに行なっていて、それで悩んだりもしてたのですが、その精神的疲労も一気に吹き飛びましたね。
そして、この旅以降、白川郷は私の人生において特別な場所となります。アナザースカイに出演する事があったら間違いなく白川郷です。もろに日本国内ですが🗻
今回も私たちの旅にお付き合いありがとうございました。
それではこのへんで失礼します。
これにてゴメン!m(_ _)m
・白川村役場『白川郷PR映像』
・KADOKAWAanime『ひぐらしのなく頃にPV第1弾』
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