かき氷のブルーハワイのような青空に、わた飴のような白い雲。
夏の空を見上げると、『鳥の詩』を聴きたくなります。
初めて自分が手にした車で、夏空の下、鳥の詩を聴きながらドライブした海岸通り。
強い日差しを浴びながら自然の中を歩いた、友人達との長野の旅行。
エアコンの効いた部屋で、パソコンのモニターの中を流れるセンス抜群のコメントたち。
鳥の詩のメロディーと共によみがえってくる景色は、そんな素晴らしい思い出達です。
その全ての思い出が僕にとってはとても大切で。
夏の思い出って何故か、特別な感じがします。
ちょうど僕が鳥の詩を知ったのは、20代も前半の頃。
『AIR』というゲームはやったことないのに、鳥の詩を聴くだけでその物語の情景が浮かんでくるようでした。
すぐにハマって、リピートしまくり。
懐かしいな、あの頃。
あの頃はまだ、心に希望という輝きを持っていました。
その輝きが、社会という闇に覆われていき、今では一筋の光さえ届かない暗い底へ落ちていってしまいました。
あの、夏の景色を美しいと感じられなくなるほどに。
でも、僕はまだ諦めていません。
「届かない場所がまだ遠くにある」
あの夏の景色を取り戻すために、僕はまだ胸の奥に残る微かな希望を持って歩き続けます。
皆さまもどうか、その心の中にある美しい夏の景色を忘れずにいてくださいね。
今年の夏は、どんな思い出を作りましょう?
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