前回の、見事な天候によって富士山が拝めなかった静岡の旅。
あれから5ヶ月後、私は再び静岡を目指します。
今回は、忍野八海や河口湖などがある山梨方面を攻める計画。
私たちは無事に富士山を見ることが出来たのでしょうか。
出発です!
仕事を終えて愛知を発つ
時刻は午前2:14。
仕事を終え、夜中に愛知を発ち、新東名のサービスエリア、『NEOPASA静岡』までやってきました。
このSAで車中泊をし、朝一で山梨へ攻め込もうという計画です。
気合い入ってます✊
深夜のSAで仁王立ちのガンダムも、心なしか眠たそうに見える。
今回は、友人が新しく車を購入したということで、友人の車での旅となります。
友人の車で、シートをフラットにして車中泊♪( ´▽`)
車の中でも、脚を伸ばして寝れるっていいですよね。
私も次は大きな車が欲しい。
しかし車中泊って、なんかワクワクしますよね。
大物小説家になったら、騎士団長殺しの主人公のように車で放浪の旅に出たい🤔
そういうことで、本日はおやすみなさい……
意識も虚ろになり、夢と現実の境目をゆらゆらし始めたところで、コツコツ、コツコツ、と、車の天井を叩く音がするんですねぇ……
やだなぁ〜、怖いなぁ〜(CV:稲川淳二)
サービスエリアでの車中泊に未練を残した霊が、車中泊をする我々の車に現れた、とでも、いうのだろうか……
いやいや、現実を見よう、私。
この天井を叩く音は、心霊現象なんかではない。
窓から外を見ると、まるで旅の行く末を嘆き流している涙のように、窓ガラスを伝い落ちる水滴。
このコツコツ音は……、
雨粒が、天井に落ちる音です(゚д゚)
前回に引き続き、またしても雨!?😭
いや、それこそまやかしだ。
これは霊の仕業に違いない!😤
現実逃避をして、瞼を閉じます。
SAでの素晴らしい朝
〜翌日〜
おはようございます。
素晴らしい天気ですね、絶好の旅行日和です。胸も高鳴ります(棒読み)。
さて、NEOPASA静岡を出て少し進んだ先のSAで朝食を頂きます。
この日食べた朝食はうどん。
お昼に山梨名物の『ほうとう』を食べる計画なのに、何故うどんをチョイスしたんだ私……。
快晴です。
山梨に降り立ちました。
最初に目指すのは、ずっと行ってみたかった『忍野八海』!
忍野八海
お土産屋と併設している大きな有料駐車場があるので、そこに車を止めます。
そして、早速お土産屋さんで傘を購入。
あ、傘は傘でも日傘ですよ?
それでは忍野八海観光へGO!
ちなみに忍野八海とは、
忍野八海とは、山梨県南都留郡忍野村にある湧泉群。富士山の雪解け水が地下の溶岩の間で、約20年の歳月をかけてろ過され、湧水となって8か所の泉をつくる。忍野八海からの湧水は山中湖を水源とする相模川水系の桂川と合流する。 国指定の天然記念物、名水百選に指定。県の新富嶽百景にも選定されている。 出展元: 忍野八海—ウィキペディア
忍野八海にはその名の通り8つの池があるのですが、目指すは全制覇!
頑張って8つ見つけましょう!
まずは、お土産屋さんやお食事処が集まっているメインのエリアへ。
この池は『中池』。
この中池は人工の池なので、残念ながら8つの数には含まれておりません。
でも、水がめっちゃ綺麗。
鯉も泳いでいますね。
水の中で揺れる緑の藻も、まるで優雅に泳ぐ魚のように美しく美しいです。
池の水ぜんぶ抜く必要が全くない感じです。
①湧池
忍野八海を代表する池です。
晴れていたらもっと綺麗だったんだろうなぁ……
この時は外国人観光客の方が本当に多かった(とくに中国人観光客の方が多かったかな)。
日本人観光客よりはるかに多いくらい。
まわりの人が話している言葉は外国語だし、お土産屋さんのおばちゃんも(日本人ですが)外国語で接客をするので、まるで外国に来たみたいな感覚を味わえました。
あぁ、なんだか心なしか日本が恋しくなってきた……(笑)
ホント、晴れてる時に来たいです😑
さて、メインのエリアを離れて他の池を探しにいきましょう!
②銚子池
結婚式の時におならをしてしまった花嫁が、恥ずかしさのあまり銚子を手にしたまま池に身を投げた、という伝説がある銚子池。
おならなど大した事ないと伝えてあげたいですね。現代人なんてSNSを使って世界中に恥を晒しています。
今では縁結びのご利益があるそうです。
③お釜池
IMG_4118
おわかりいただけただろうか……
池のほとりに佇む、黒い人影を……
忍野八海は特別な場所にあるわけではなくて、住宅地の間にぽつりと存在してたりするんですよ。
私の中ではこのお釜池が1番のお気に入りです。
深さが4mあるらしいのですが、覗き込むと吸い込まれそうな感覚に陥ります。
不思議な魅力を持った池でした。
④鏡池
異国の地状態になっていた中池の北側にあります。
鏡池では逆さ富士が見られるようですが……、
おかしいですね、見えませんよ?
⑤濁池
濁池も異国の地ゾーンにあるのですが、中池周辺は池が密集していたので正直流して見てました……😑
⑥菖蒲池
夫の病気を治したいという想いから、妻がこの池の水を浴びて身を清め祈願したところ、池の菖蒲を身体に巻くと病気が治るという神のお告げを聞き、その通りにしたところ夫の病気が治ったという伝説があるそうです。
この菖蒲池の近くに『かやぶき茶屋』というお店があって、そこの『名水コーヒー』がめっちゃ飲みたいなぁ、って思ってた記憶があります。
今度行ったら必ず飲も、名水コーヒー。
⑦出口池
忍野八海のうち7つの池は比較的近くにあるのですが、この出口池は場所が少し離れています。
住宅地や田んぼの中を15分くらい歩いた気がします。
見つけた時ちょっと嬉しかった(笑)
忍野八海のうち1番大きな池です。
さて、残るは池は1つ、『底抜池』ですが、普通に歩いていたのではどれだけ探しても見つかりません。
何故なら底抜池は、有料の『榛の木材民族資料館』の敷地内にあります。
どれだけ探しても見つからないわけですね、なんだか昔やってたRPGを思い出します。
入場料¥300を支払い資料館に入ります。
榛の木林資料館は 18世紀後半に建てられた現存する忍野(おしの)村最古の茅葺き民家 渡邉(わたなべ)家を開放した資料館です。
館内には、当時そのままの家具や家財道具、蚕の養殖場
徳川時代の 武具、重要書類などが展示されています。また、敷地内には、忍野八海の1つ、【底抜池】や、鯉の池、ニジマスの触れる池などが存在します。天気の良い日、紅葉の季節、雪景色なども絶景です。ぜひ足を御運び下さい。
出展元:榛の木材資料館
資料館の中には、茅葺民家と富士山がセットになった景色を望める展望台があります。
待ち望んだ富士山、そして私の大好きな茅葺民家のコラボ……
この景色を観るために山梨まで来たと言っても過言ではありません。
楽しみです!
その前に、資料館を見て回りましょう。
資料館の真ん中には大きな池がありますが、これは底抜池ではありません。
鯉がいるという池ですね。
この写真、なんだったけなぁ……思い出せません😵
昔の家って階段が急ですよね。
生け垣レベル100といった感じです。
⑧底抜池(そこなしいけ)
底抜池は、資料館の奥にあります。
この池で洗い物をしている時に、洗い物などを池に落としてしまうと渦に巻き込まれて消えてしまう。そして後日、お釜池に浮かび上がってくるという伝説があるようです。
興味深いですね、USOジャパンで検証して欲しいです。
さて、それではお待ちかねの富士山を拝みにいきましょうか。
展望台に上り、茅葺民家の後ろに威風堂々とその姿を現わす富士山の姿を……
……?(゚д゚)
富士山見えねー!!!。゚(゚´Д`゚)゚。
ってか写真暗っ!!!
まるで連休明けのサラリーマンのようにどんよりとしています。
まぁ、時間帯が悪かったのかもしれません。
それに、忍野八海は良い所なので再訪もありかなと思っています。
この後もまだまだ観光する所があるので、富士山を拝める機会もあるでしょう!
気を取り直していきましょうか!
8つの池を制覇したので、忍野八海を離れて昼食にします。
最初の方で書きましたが、お昼は山梨の郷土料理である『ほうとう』を食べに行きます。
雑誌で調べたほうとう専門店へ。
ほうとう不動 東恋路店
ほうとう、初めて食べましたが太く厚い麺が食べ応えありますね!(笑)
野菜が沢山入ってるのは嬉しいですね、美味しかった。
ほうとう不動の東恋路店さんのお店は、その外観がすごく特徴的で面白かったです。
出展元:ほうとう不動
その建物の形状から、色々な所から声が反響して聞こえてきて不思議な感じもします(笑)
さて、お腹もいっぱいになったので次の目的地へ向かいましょう。
次は、青木ヶ原樹海にある、富士山の噴火で出来た洞窟、『鳴沢氷穴』と『富岳風穴』に行きましょう!
鳴沢氷穴
まずは鳴沢氷穴。
鳴沢氷穴はアップダウンが激しく、けっこうエキサイティングです。
こういう身体を動かすポイントはM大佐が得意ですね。
時期的に氷の壁や氷柱は見られませんでしたが、少し氷が残っていました。
次は富岳風穴に行きましょう。
というか、青木ヶ原樹海にいると思うと少し怖くなりますね……
しかし、もう富士山の膝の上にいるようなものなのにその富士山本体が見られないとは😂
富岳氷穴
富岳風穴の中には天然の冷蔵庫があり……
繭玉が保存してあります!
私は虫が苦手なので繭玉ボックスを見ていると身体がムズムズしてきます😑
大正初期から養蚕が盛んで、保存用に使われていたようです。
次は、河口湖に向かいます。
河口湖
しかし大きいですね、河口湖。
どんだけ車で走っても河口湖って感じです。
雑誌に載っていたのですが、河口湖畔にお洒落なカフェがあるようで、そこで優雅にコーヒーとスイーツをいただきたいと思います!
河口湖の北岸に着くと車を駐め、湖畔を散策します。
美しいところだ。
写真がないって事は、疲れてきてるのでしょう😑
さて、目的のお洒落なカフェですが……、
閉まってるー!!!((((;゚Д゚)))))))
なんて日だ!!!😤
定休日はしっかり確認が必要です(笑)
この河口湖北岸の梨川沿いには『もみじ回廊』というもみじの並木道があるのですが、10〜11月はもみじがライトアップされる『富士河口湖紅葉まつり』が開催されています。
もみじ回廊
美しい紅に染まったもみじ回廊。
見事ですね!
自然が作り出す美しさってなんでこうも魅了的なのでしょうか。
お、ライトアップが始まってきましたね。
三角の妖精に侵略されているようです。
すごく幻想的な光景なのですが、私の撮影技術……
もみじ回廊の近くには屋台も出てきたりで、賑やかでした。
屋台で飲んだ甘酒が美味しかったなぁ。
さて、そろそろ帰りますか。
今回の旅も楽しかったな!
富士山……見れなかったけど。・゜・(ノД`)・゜・。(笑)
愛知への帰路
帰り、新東名のサービスエリア『NEOPASA清水』にバイク・ショップの『クシタニ・パフォーマンスストア』が。
最近のサービスエリアは本当に面白いですね。
早く大物小説家になってサービスエリア放浪の旅に出たい。
富士山との因縁はここで幕引き——
とはなりませんでした。
数年後、また静岡を訪れた事により、私と富士山との闘いは最終局面へと向かっていきます。
つづく。
今回の旅は、この雑誌『るるぶ』を参考にして行きました。
現在はデジタルの時代ですし、情報なんてネットで探せば無料でどれだけでも手に入れる事が出来ますが、やはり私は紙の本や雑誌が好きなんですよね。
この、直に手に取ってページをめくる感触。
そして、雑誌自体が思い出のひとつとなる。
この先もっと時代が進めば、このような感覚も、いつかは消えてなくなってしまうのでしょうね。
久しぶりにるるぶ買って旅行したい!(笑)
今回は長い記事にお付き合いいただきありがとうございましたm(_ _)m
これにてゴメン!
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